時事問題で英会話レッスン。「オリンピック大会」編

the Olympics

新型コロナウィルスが世界中で感染拡大したことで、今年の夏に開催されるはずだった東京オリンピック2020の延期が決定しました。この経済的、心理的影響はとても深刻です。
けれど、延期とはいえ開催されることになったこと自体は朗報です。東京でオリンピックが開催されることになったのですから、「オリンピック大会」に関するボキャブラリーを増やせば、英会話力も強化されるし、英会話スクールでも目立つこと間違いなし!
東京でオリンピック大会が開催される時まで語り続けられる「息の長いネタ」でもあるので、ぜひ英語の語彙を頭に入れておきましょう。

オリンピック大会にまつわる基本ボキャブラリー①

Olympics(オリンピック)
Paralympics(パラリンピック)
どちらの単語も名詞・形容詞として使われますが、名詞として使う場合には、
Olympics
Paralympics
と、OとPは大文字になり、末尾に複数形のsをつけます。
形容詞として使う場合には、OとPは大文字になり、末尾のsは不要です。

The Olympic Games(オリンピック大会)←英語の正式名称
The Olympic and Paralympic Games(オリンピック・パラリンピック大会)
They want to take part in the Olympic Games.
(彼らはオリンピック大会に参加したがっている)

summer Olympic Games(夏季オリンピック)
winter Olympic Games(冬季オリンピック)
夏季、冬季ともにオリンピックが開催されるのは4年に一度です。
every four years
once every four years
どちらも「4年に一度」という意味で、
英会話の中で使う時は
The Olympic Games are held every four years.
(オリンピックは4年に一度開催される)
となります。

新型コロナウィルスの影響で延期にはなりましたが、日本がオリンピック大会を開催することは変わりません。
host(開催する)
Japan will host the Olympics in 2020.
(日本は2020年のオリンピック開催国です)

一方、「開催される」という表現を英会話で話すのであれば
will be held
will take place
を使って、
The Tokyo Olympics will be held for 17 days from 24th July to 9th August.
(東京五輪は7月24日から8月9日までの17日間開催される)
となります。←延期後の開催日程が決まったら、日付部分だけを変えて話してくださいね。

International Olympic Committee(オリンピック組織委員会)
通常は頭文字をとってIOCと呼ばれます。英会話スクールで話す際にも、IOCで通じます。

mascot(マスコット)
オリンピックでは、開催国の特徴をいかしたマスコットが、会場パネルや関連商品など、さまざまなところで使われますね。過去の開催国のマスコットのことを英会話スクールで話すのも、盛り上がるかもしれません。

五輪マークに並ぶオリンピックのシンボル「聖火」は、英語では
Olympic flame(聖火)
ですが、「聖火リレー」「聖火ランナー」を英会話でOlympic flame relayやOlympic flame runnerとは言いません。
torch relay(聖火リレー)
torch bearer(聖火ランナー)
がそれにあたります。
bearerは「担い手」「使者」「運ぶ人」という意味で、オリンピック関連の英会話以外でも、
a bearer of a message(伝言を伝える使者)
のように使われます。
オリンピック開会式の「旗手」もflag bearerと言います。

その他
Olympic national team(オリンピック代表団)
opening ceremony(開会式)
closing ceremony(閉会式)
venue(会場)
などを使うと英会話でもスムーズに話せそうですね。
Venueはオリンピック会場だけを指すのではなく、「開催地」、「会場」という意味で、一般的に英会話で使われます。

Where is the venue of the international football game?
(サッカーの国際交流試合の開催地はどこですか)

Are you going to the venue by train?
(会場には電車で行くのですか)

というようにも使うことができます。

オリンピック大会にまつわる基本ボキャブラリー②

基本ボキャブラリだけでかなり数があるのがオリンピックですw
次に競技や結果に関連する主な単語を紹介します。
Win(勝つ)かLose(負ける)かだけがオリンピックの面白さではありません。
テレビで見たすごい接戦を英会話スクールで話すと、盛り上がると思います。

draw/tie(引き分け・同点)
It’s a draw/tie. (引き分けだ)

preliminary round(予選)
cleared the preliminary round(予選通過)
be eliminated in the preliminary(予選敗退)
quarterfinal(準々決勝)
semifinal(準決勝)
final(決勝戦)
gold medal game(金メダルをかけた決勝戦)

sport(競技)
What are the five new sports for Tokyo Olympics?
(東京五輪で追加された5つの競技はなんでしょう)
event(種目)
foul(反則)
false start(フライング)
withdraw(棄権する)
misconduct(不正行為)
misjudgment(誤審)
また、あまり聞きなれない略語として
DNS(試合前の棄権)←Did Not Startの略
DNF(途中棄権)←Did Not Finishの略
DSQ(失格)←Disqualifiedの略
も使われます。
athlete(選手)
playerも「選手」という意味で英会話では使われます。

bronze medal(銅メダル)
silver medal(銀メダル)
gold medal(金メダル)
He won three gold medals!
(彼は金メダルを3個獲得した!)
のように、英会話では「メダルを取る」ことはgetよりwinを使います。

medal count(獲得メダル数)
How many medals do you think your country will win in the next Olympics?(次の五輪であなたの国は何個メダルを獲ると思いますか?)

「入賞する」ことはwin/take placeで表現されることが多く、
He won fourth place in 200m freestyle.
(彼は200メートル自由型で4位に入賞した)
She took sixth place in 400m butterfly.
(彼女は400メートルバタフライで6位につけた)
と英会話では使います。

awarding ceremony(表彰式)
winner’s podium(表彰台)
national anthem(国歌)

best time(自己ベストタイム)
競技によってはタイムではなくスコアで順位が決まります。その場合、英会話ではbest score(自己ベストスコア)を使います。
new world record(世界新記録)
WRと略して使われることもあります。同様に、Olympic record(オリンピック記録)も ORと省略されます。
set a world record
break a world record
smash a world record
この3つはどれも「世界新記録を出す」という意味です。

英会話スクールですぐに使える「オリンピック大会」に関する英語の例文

【例文1】
Did you win tickets for the Olympics?
(オリンピックのチケットは取れましたか?)

【例文2】
The Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games mascots are Miraitowa and Someity.
(東京オリンピックとパラリンピックのマスコットは、ミライトワとソメイシティです。)

【例文3】
Saori Yoshida was a flag bearer at the opening ceremony in London 2012.
(吉田沙保里選手はロンドンオリンピック開会式で旗手を務めました。)

【例文4】
The Olympic Games will feature 33 different sports.
(オリンピックでは33の競技が行われます。)

【例文5】
A total of 18 additional events are added.
(計18種目が追加されました。)

【例文6】
The game was drawn. One to One.
(試合は1対1で引き分けでした。)

【例文7】
He didn’t lose a single game.
(彼は一試合もおとしていません。)

【例文8】
I can’t believe Naomi Osaka got to the final in this competition.
(大阪なおみ選手がこの大会で決勝戦まで来たなんて信じられない。)

【例文9】
Shimizu advances to the final!
(清水が決勝進出!)

【例文10】
The postponement or cancellation of the world’s greatest sports event because of coronavirus would be unprecedented in peacetime.
(新型コロナウイルスによる世界最大のスポーツイベントの延期、あるいは中止は、平時では前例のないものです。)